2009年03月27日

ビデオリサーチが研究する「録画率」の衝撃

ビデオリサーチが研究する「録画率」の衝撃
2009年3月26日(木)10時0分配信 日刊ゲンダイ

 スポーツ紙などで「視聴率」の集計を見るたびに、「この数字に録画した人も反映されていれば視聴者の動向がもっと正確に把握できるのに」と思った読者は少なくないだろう。たしかに都心のサラリーマンは帰宅が9時、10時。それ以前に見たい番組があれば録画しているだろうし、帰った後でチャンネルを合わせたからといって必ずしも見たい番組とは限らない。「録画率が正確に分かればなぁ……」はTVマンの“悲願”だったが、つい先日、調査会社ビデオリサーチが画期的な発表をした。録画して後から視聴したり、携帯電話やパソコンでテレビを見た場合も視聴率にカウントできる技術を公表したのだ。

 いや、これまでも一部のテレビ誌やネットなどでは独自に「録画率」を集計し、公表している。たとえば、最新号のテレビ誌を見ると、視聴率と録画率の違いは歴然だ。視聴率では野球の「WBC」や「行列のできる法律相談所」「笑点」「天地人」などの常連が上位に並んでいるが、録画率を見ると、映画「チーム・バチスタの栄光」や江口洋介主演の「トライアングル」、水嶋ヒロ主演の「メイちゃんの執事」などが意外な好成績を収めている。

 ただし、これらの録画率は、とったらとりっ放しで、再生したかどうかまでは追跡できないらしいが、今回のビデオリサーチの新たな数字は再生の有無も加味したものだという。

 この数字がTV界に与える影響は絶大だ。

「ドラマ不作の時代などといわれていますが、実はそうではないのかも知れません。ドラマの放送時間には家に居ないから視聴率が上がらないという可能性がある。逆に深夜のバラエティーなどの視聴率が高いのは、他に見るものがないから“ただ流しているだけ”なのかも知れない。録画率が分かるようになれば、制作サイドの意識も変わるし、ひいては番組の質の向上につながる公算が大なのです」(ある放送評論家)

 ビデオリサーチは数字の公表について「関係団体との協議を重ねて慎重に進めたい」としているが、その取り組みには大いに期待したい。

(日刊ゲンダイ2009年3月23日掲載)



posted by ぴか at 16:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ視聴率
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