2009年10月10日

ノーベル文学賞 ミュラーさん会見…旧独裁体制を非難

ノーベル文学賞 ミュラーさん会見…旧独裁体制を非難10月9日10時54分配信 毎日新聞

ノーベル文学賞の受賞が決まり、記者会見に姿を見せたヘルタ・ミュラーさん=ベルリンで2009年10月8日、小谷守彦撮影
 ノーベル文学賞の受賞が決まったルーマニア出身のドイツ人作家、ヘルタ・ミュラーさん(56)は8日、自宅のあるベルリン市内で記者会見した。作品のテーマとして取り上げ続けてきたルーマニア旧独裁体制の市民への弾圧について、「時が過ぎても(独裁の事実が)記憶から過ぎ去ることはない」と目を潤ませながら語った。【ベルリン小谷守彦】

【特集】ニュースと写真で分かりやすく ノーベル賞

 ミュラーさんへの授賞はドイツで、冷戦終結の転機となった「ベルリンの壁」崩壊20周年にちなむ朗報として受け止められた。ケーラー独大統領は「20年前、東欧の独裁体制が終わったことを我々に想起させる」とコメント。旧東ドイツの独裁への非難を繰り返してきたメルケル首相も「壁崩壊20年に、忘却に逆らおうとする者をたたえることは重要なメッセージだ」とほめたたえた。

 ルーマニアのドイツ語圏に生まれ育ったミュラーさんは80年代に著作を発禁処分にされ、家宅捜索や尋問を繰り返し受け、87年、故郷を離れ、当時の西ベルリンに移り住んだ。移住後もチャウシェスク政権が崩壊する89年末までは秘密情報員から殺害の脅迫を受けており、こうした被弾圧体験が作品群を大きく性格付けている。

 ミュラーさんは「独裁下で生き延びることができなかった友が私にもいる。問題なのは、まだそうした歴史を直視しない人々がルーマニアにいることだ」と弾圧側に回った人々を非難した。

 さらに「ナチスの強制収容所、軍事独裁、数々のイスラム国に存在する神がかりな独裁、こうした歴史的な破局が多くの人々を巻き込んだ。破局が記憶から消え去ることはない」とも語った。

 受賞決定の感想を問われたミュラーさんは「まだ信じられない。気持ちを整理するのに時間が必要」と語った。だが、歴史に残る大作家に名を連ねた感想を尋ねられると「心に浮かんだことを著作にしただけ。大作家のギャラリーに思いをめぐらすほど私の頭は大きくはない」と小さな頭を指さし、満面に笑みをみせた。


★★★

キムタクの母親が朝日新聞の「ひと」欄に登場のりピー本の出版ラッシュ 気になる内容とその見所

注目番組の視聴率(ウェルかめ・・)


posted by ぴか at 12:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | ノーベル賞
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。