2011年04月27日

節電余波 回らぬ?回転ずし 外食、“夏対応”でサービス変更検討

節電余波 回らぬ?回転ずし 外食、“夏対応”でサービス変更検討フジサンケイ ビジネスアイ 4月26日(火)8時15分配信

節電対策に頭を悩ませる回転ずし店

 夏場の電力消費の削減に向けて、外食産業が対応に頭を痛めている。回転ずしチェーンのカッパ・クリエイトは夏場の平日のピーク時間外で、すしを回す回転レールを停止させる方向で調整に入った。アイスクリームチェーンのB−Rサーティワンアイスクリームは冷蔵庫の節電で、「31種類」の品ぞろえに影響が出るのかどうか懸念する。店の「看板」にも影響を与えかねない対応が必要な可能性もあり、外食各社は夏の電力供給状況を注意深く見守っている。

 「照明や看板の消灯などの対策をとっているが、より一層の節電対応をとるには、回転レールを止めざるを得ない」とカッパ・クリエイトの担当者は強調する。客の入りが比較的少ない時間帯には、入店時に節電対応であることを説明。客が注文したすしは従業員が持っていくなどして対応する方向だ。全国に約380店あるうち、どの店舗で実施するかは検討中という。

 サーティワンでは、アイスクリームを冷やす冷凍庫の節電対策に奮闘している。冷凍庫にかかる消費電力が大きく、「何か手だてはないか考えている」(同社)という。

 同社は社名通り、ほとんどの店舗で31種類以上のアイスクリームを販売しているところがセールスポイントだけに、「客が納得できるほどの電力不足になれば別だが、商品数には手をつけたくない」のが正直なところだ。

 一方、低価格のメニューを売りにする居酒屋にとっても節電は大きな負担だ。冷蔵設備や電子レンジのほか、揚げ物を揚げるフライヤー、焼き具合を調整できるオーブンなどの調理機器の多くが電力に依存しているからだ。

 均一料金の居酒屋「金の蔵Jr.」などを展開する三光マーケティングフーズでは、「顧客のことを考えると、照明や空調の節電には限界がある。夏場の電力不足に向けて、調理機器の電力使用量などを調べて節電できる調理方法などを考えたい」としている。

 居酒屋「白木屋」などを展開するモンテローザも、空調設定や店舗で提供するメニュー内容を含めた総合的な節電対策を考えており、「客に迷惑がかからない範囲で進めたい」と話す。

 政府は電力消費の多い大口需要家の消費削減目標を当初の25%から15%程度に下げる検討に入ったが、「万全な備えをするに越したことはないが、(方針の)変更が多く振り回されている」(外食大手)との不満も広がっている。(金谷かおり)



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