2007年08月30日

【大相撲】朝青龍、無言で帰国…モンゴル滞在は9月いっぱい

【大相撲】朝青龍、無言で帰国…モンゴル滞在は9月いっぱい

朝青龍は、なに思う…。とうとう肉声を残さず、機上の人となった。

VIP待遇。チンギスハン空港に到着したモンゴル航空機。敷地内には横綱一行を待つ車と空港職員が警備にあたっていた。師匠の高砂親方も同行。治療環境を確認し、帰国する

 日本相撲協会から帰国療養を許可された横綱朝青龍(26)が29日、成田発ウランバートル行きの航空機で帰国、到着した。師匠の高砂親方(51)=元大関朝潮、精神科の専門医も同行し、診断された「解離性障害」の治療を行う。同親方は治療環境を確認し、数日で日本へ戻るが、朝青龍は最長で9月いっぱいモンゴルに滞在し、温泉保養地で治療を受ける見込みだ。





 最後まで、横綱の肉声は聞けなかった。1日に協会の処分が下されて以来、自身の口から言葉を発することなく、母国へ向かう機上の人となった。

 朝青龍は約5時間後、ウランバートル郊外のチンギスハン国際空港に到着。同空港では、日本メディアを中心に約100人の報道陣が集まった。迎えに来た4台の車は滑走路がある敷地内へ。VIP待遇で迎えられ、一般の人が立ち入れない出入り口に車をつけさせ、一瞬も姿を見せることなく走り去った。「モンゴルに帰りたい…」。願っていた母国の地を踏んだ朝青龍だが、ここでも無言を貫いた。

 処分を受けた後、22日に治療のため自宅マンションから都内のホテルへ移動したことが確認されたが、公の場に姿を見せたのはこの日が初めて。

 朝青龍は午後12時50分、成田空港の出発ゲート入り口前に白い車で乗り付けた。黒い着物、無精ひげを生やし、目線は頼りなく下を向いたまま。やつれてはいたものの、やせた印象はなかった。約250人の報道陣、居合わせた乗客ら約1000人が見守るなか、「横綱〜、頑張って!」という声援にも全く反応せず、無言のまま機内へ乗り込んだ。高砂親方も同行したが、機内に乗り込んだタイミングは別々。希薄な師弟関係を象徴するかのような場面だった。

 成田空港でも、最大級の警備態勢がしかれた。空港関係者によると、「こんな警備は、ヨン様が来日したとき以来。これほど警備に人を割いたのは今年初めて」と説明した。日本に“韓流ブーム”を巻き起こしたペ・ヨンジュン(韓国)が04年11月に初めて成田空港に到着した際、約3500人のファンが集まったときの騒動を例に挙げた。空港警備員19人、同広報担当10人が出向き、空港警察署から40人の警察官も動員された。

 前日、緊急理事会でモンゴルでの治療を認めた北の湖理事長(54)=元横綱=も、東京・両国国技館内で出発の様子をテレビで見届け、「モンゴルは10月になると寒くなる。(痛めている)ひじや腰のことを考えると心配だ」と、滞在期間は9月いっぱいの見通しであることを示唆した。

 今後は、ウランバートルから約400キロ離れた同国中部の温泉保養地(ハラホリン)で治療を行うことになる。関係者によると、当地からの移動用に、約20人乗れる大型ヘリコプターも約1週間の予定でチャーター。朝青龍は自身が所有する同地のキャンプ場に1週間程度滞在する予定。このキャンプ場は、普段は国内外の観光客に開放されているが、横綱の滞在中は関係者以外は敷地内に入れないという。

 母国でも治療目的以外で、公の場に出ることは禁止される。協会から課された制約を破れば“クビ”(解雇)という厳しい状況下で、心と体のケアが始まる。


★知人医師が完全密着で治療

 今回の帰国には、朝青龍を診察した知人の精神科医、本田昌毅医師も同行した。同医師は都内で包茎手術などの形成外科クリニックを開き、5日と15日に往診し、「神経衰弱および抑うつ状態」と診断。一貫して「モンゴル帰国」を勧めていた。前日の緊急理事会で医師の同行が指示されたことを受けて、高砂親方が依頼した。朝青龍が帰国するまで、“完全密着”する予定で、治療を進める。
http://www.sanspo.com/sports/top/sp200708/sp2007083000.html
SANSPO.COM > スポーツ・サンスポ

厳戒の中、朝青龍到着=姿見せず、車で移動 :


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